元女性自衛官の思い出

元女性自衛官のあーるです!よろしくお願いします☺

あーるの自衛隊人生👩‍✈️ その6

武器を授与されハイポートにも慣れてきたころ、空包射撃を野外でします。

 

その日は大雨で、みんな雨衣をきて肌寒い中やりました🥶

 

空包とはいえ、今までの射撃予習とは全く違う空気感にものすごく緊張・・・。

自分の番が近づくにつれ、足が震えているのがわかりました。

弾薬を受領し、射座までたどり着き、射撃準備をするのですが、緊張でやるべきことを忘れてしまって横にいる班長にはものすごく助けられ、射撃準備完了。。。

 

「撃て!!」という区隊長の命令と共に「1発!2発!3発!、、、撃ち終わり!」

思った以上の銃声と反動に驚きながらもなんとか撃ち終わりました。

 

狙いを定める余裕もなく、ただ撃っただけの空包射撃でした(笑)

こんなんじゃ実弾射撃なんか絶対できない・・・。と不安しかなかったです😅

 

空包射撃が終わってしばらくすると今度は実弾射撃検定があります。

何度も射撃予習をして本番に備えました。自分の順番がきて射場に入った瞬間

無音・・・・。

と謎の圧迫感に襲われ不安が倍増しました。

空包の時と同じように弾薬の数を数えて射座に向かいます。班長達も空包の時より緊張している様子・・・。

 

「撃て!!」さすがに引き金を引くまで少し時間がかかりました。そして空包の時とは比べ物にならないほどの銃声に一瞬銃から手を離しそうになりました・・・。

的に当たっているのかもわからず、がむしゃらに撃った記憶があります(笑)

 

検定の結果はギリギリ合格でした😂

 

同期の中には緊張して単発ではなくて連射した人もいたらしく、それくらい緊張した経験でした。

それまではただ走るときに持っている重いものでしたが、射撃をしたことで、持ってるものが何なのかしっかり自覚しました。

 

つづく